5.一日三度のため息
明確な目標のようなものは無いまま『英語でしゃべれるようになりたい』とか『東京オリンピックの頃には英語でボランティアができたらいいな』とかくらいの感じで学習していると、一日に三度くらい『これって、意味あるのかな』とか『英語がしゃべれるなんて無理じゃないのか』とか『とても非効率なやり方で勉強しているのではないか』というような思いがバーッと湧き上がって、ため息と絶望が訪れます。
いまでこそ、それは一日に一度くらいに減りましたが(今でも一日一度はあるのです)、それは様々な場面、単語帳を開いているときや、ラジオ講座を聞いているときなどに突如湧き上がってくるのです。
そんな時に、わたくしは自分に言い聞かせます。
"Just for fun!"
『楽しみでやっている事に、苦しむことはないじゃないか』
それでも、本格学習を始めて3カ月経った頃、自分のモチベーションを維持するために2つの事を始めました。
ひとつめは、英文の読書です。長文をスラスラ読める能力がまだ無かったのですが(いまでも自信はあまりありませんが)、十数年前に購入してまったく読めずに挫折した、私の大好きな村上春樹さんの『ノルウェイの森』の英語翻訳版が本棚にあったので、読み始めました。日本語の原作は何度か読み返していたので、英訳版の単語や文法が分からない部分もある程度想像で読み進むことができました。読むのに2カ月以上かかりましたが、モチベーションは高くなりました。
ふたつめは、英検2級の受験勉強を始めました。趣味ではあってもなんらか目に見える形での成果や成長を手にしたいという私の性格もあり、3カ月間の受験勉強はモチベーション維持には効果的でした。
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