11.Speaking(話す)

話すことを学ぶには手っ取り早く英会話スクールへ通うという方もいらっしゃるかと思います。実は25年ほど前に2年間だけ某大手英会話スクールに通ったことがあります。プライベートレッスンを週に1回、それだけで、いつか英語が話せるようになるのではないかと淡い幻想をいだきつつ。

その経験から、ある程度ベースとなる能力を身に着けないまま、尚且つ受け身の姿勢で英会話スクールに通っても私は英語力を上げることはできないだろうと考えました。

人と話をすることなく、話す能力をあげることができるのかとの思いもありましたが、いろいろ調べる中でいきついたのが、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』です。

このテキストは中学1年から3年までのレベルの英文法文型毎に簡単な文章があり、順をおって日本語から英語に瞬間的に変換するという練習本です。

学習方法自体の詳しい説明もあり、それに沿ってやっていけば確実にレベルがアップしてゆきます。但し、繰り返し繰り返し同じ文章を何度も変換していくので時間もかかりますし、とても地道な練習です。しかし、be動詞の変化や単数・複数、人称代名詞の変化など簡単なことでも瞬時に英語にできるようになるには筋トレのようなイメージで毎日繰り返す練習しないことには身につかないと思います。私はこの1冊におよそ3カ月かかりました。

『すらすら話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』『おかわり すらすら話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』はランダムに簡単な文章がでてきて、それを瞬時に日本語から英語に変換するというものです、これは英検準1級に合格して以降も繰り返し、基本トレーニングとして毎日50文章づつ、変換しています。

この瞬間英作文トレーニングを1年間やってきましたが、英語が話せるようになったかというとそうではありません。結局のところ表現力という飾りが身につかないと会話にはならないのですが、飾りを身にまとう骨格がなければ前には進めません。文型や動詞の形、現在や過去、単数や複数、冠詞といった骨格が素早く取り出せるようになるための訓練としてはかなりすぐれていると思います。

本格学習を始めて1年3カ月が経った頃、近所の英会話スクールに週1回通いはじめました。グループレッスンで1時間、話す練習としては充分な時間とはいえないかもしれません、しかし毎週、自分がどれくらい話せないものなのかという確認と何が足りないのかの手がかりを得るためにはよい機会だと思っています。いまのことろ私の実力では、これ以上、英会話スクールに時間とお金をかけても効果は低いと考えています。自己学習によってレベルがもう少し上がれば、英会話スクールやWEB英会話のようなもので実際の会話の訓練をする量を増やす必要性がでてくると思います。

まだ見えない頂へ

『楽しみとしての英語学習者』の記録 私の英語学習を山登りに例えると、その山の頂上は未だ見えず、本当にあるのか、 どのようなものなのかさえわかりません。 私は2017年第1回英検準1級試験に合格しました。 それでも、おそらく山の二合目か三合目に向かう途中という手応えです。 自分自身のモチベーションと、楽しみとしての英語を学習されている皆様に 多少なりとも貢献できればと思い学習の記録を公開します。

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